猫に「わさび菜」は大丈夫でしょうか?
3才になる猫が、わさび菜を欲しがります。
食卓に置いたわさび菜を、目を盗んで1本咥えていきました。
取り返そうとしましたが、とても喜んで食べてしまい、
「もっとくれ!」と催促します。
猫草を用意しても食べません。
レタスなどには反応しません。
昨夜、初めて食べたのですが、
普段は大人しい猫が、夜 大運動会をはじめてしまいました。
わさび菜のせいでしょうか?
今後も、少量なら、わさび菜を食べさせても大丈夫ですか?
体に良くないのなら、催促されても断ります。
わさび菜の詳しい成分数値が探せなかったので、解る範囲での回答になりますが。。。
わさび菜には、ビタミンB2、C、カロチン、カルシウム、鉄などが豊富です。(と言っても、所詮野菜の含有量ですが)
ビタミンB2は主に皮膚の健康を保ち、脂肪燃焼にも関わるので、猫にも必要です。
http://www.nisshin-pet.co.jp/study/dictionary/cat/category01/vitami...
ビタミンCは猫にも必要ですが、猫の場合、体内で作り出すことができるので、人間と違って食品から補わなくても大丈夫な栄養。摂取して害にはなりません。
http://www.nisshin-pet.co.jp/study/dictionary/cat/category01/vitami...
カロチンは、人間や犬はカロチンからビタミンAを作り出すことが出来ますが、猫は出来ません。そのため、猫の場合はビタミンAの形で食品から摂取する必要があります。カロチンは害にはならないと思いますが、役にも立ちません。
http://www.nisshin-pet.co.jp/study/dictionary/cat/category01/vitami...
カルシウムは骨の材料、もちろん猫にも必須です。カルシウムは分子単体では安定しないため、他の分子と結びついて摂取したり排泄したりされます。例えば、動物や魚の骨はリンとカルシウムが結びついた「リン酸カルシウム」。これはカルシウムも摂取できますが、猫には負担となるリンも摂取してしまうので加減や注意が必要です。卵の殻などは「炭酸カルシウム」の固まり。しかしこの形は、吸収がよくありません。その他、多くはありませんが「クエン酸カルシウム」などもあり、比較的吸収もいいです。
野菜全般に含まれるカルシウムは、吸収のいいカルシウムなので、本来はカルシウム摂取には積極的に用いたいのですが、含有量が少ない、猫が好んで食べないなどの理由でなかなか活用できないです。
http://www.nisshin-pet.co.jp/study/dictionary/cat/category01/minera...
鉄は赤血球の材料になりますので、貧血予防に必要な栄養です。
http://www.nisshin-pet.co.jp/study/dictionary/cat/category01/minera...
主な栄養価を見渡し、特に猫に害になる成分はなさそうですが、すべての成分を確認していない点はご了承ください。また、さわび菜に限らず、生の野菜はほとんどが水分のため、体積ほど栄養は多くありません。ほとんどの葉もの野菜は、ちぎって与える程度は害になることは少ないと思います。ただし、猫の赤血球を壊す成分を含むネギ類はNGだし、シュウ酸カルシウム結石の原因物質でもあるシュウ酸を含むほうれん草も多くはよくありません。
また、香辛料など刺激の多い野菜も胃を荒らす可能性があるので、わさび菜の辛みがどの程度影響あるものかどうか、ちょっと不明。
一応、与えてはいけないという話は出ていないので、今すぐどうなると言うことはないと思いますが、全く無害とも確認取れていないので、毎日与えるのは止めた方がいいかもしれませんね。ごくたまに、ご褒美程度に一口分ちぎって与えるくらいなら害はないような気がしますが。
運動会との関連は偶然だと思いますよ。
うちの片方の猫はなぜか野菜好き。買ってきたキャベツはテーブルに置いておくと勝手に食べてるし、大根の葉っぱも食べてるし、買い物袋に頭を突っ込んで野菜を探したりもします。茹でたブロッコリーもぱくぱく食べますしね。普段から手づくり食で野菜も食べているため抵抗がないのかもしれません。
どんなものでもそうですが、身体にいいからと毎日食べたり、悪いからと一切食べないようなことではなく、「適量」を知ることも大切だと思います。
参考までに、明らかに猫に与えてはいけない食材はこちら。
http://pet-tedukuri.sakura.ne.jp/kihon/5.html
AAFCO(キャットフードの栄養指標)で推奨されている猫の必要栄養量はこちらをご参照。
http://blog.pekebatu.com/archives/50390026.html
蛇足ですが、猫草は胃壁を刺激して毛を吐き出すために与える意味が大きく、野菜としての栄養価を期待しているものではありません。なので、栄養バランスさえ取れていれば野菜はとらなくてもいいわけです。でも、腸のお掃除になる食物繊維としては積極的に取りたい食材なので、アクの少ない葉ものなど、いろいろちぎって与えてみて、食べてくれるものがあれば与えてもいいように思います。手づくり食で一番多く用いて扱いやすいのは白菜。ブロッコリースプラウトなども手づくり食やウェットフードに混ぜて与えたりします。こうして食物繊維をとっているので、繊維に毛が絡んで排泄されるらしく、うちは毛玉を吐いたことがないです。
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